蜂谷真紀 看護部長から一言
2023年4月より、看護部長に就任した蜂谷真紀と申します。
看護部職員は、看護部の理念「患者様に思いやりを持ち安全で質の高い看護を提供します」
に基づいて、専門職としての誇りを持ち、患者様の立場に立ちやりがいを持って働いています。
現代社会は超高齢社会であり、2市3町において75歳以上の老年人口が占める割合は年々増加しています。
そのような中で、入院・外来の患者様に対しどのような思いで受診されたのかを丁寧に傾聴し、一緒に考えます。
そして、その人にとって一番の支援は何かを多職種が共同し話し合っています。
私達は、患者様一人ひとりに寄り添い、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けられるように、在宅看護も含めた支援を強化して参ります。
看護部長として謙虚さを忘れず、問題には真摯に向き合い、迅速に対応していきます。看護部職員が普段から風通しを
良くし忌憚なく自分の思うことを表現しあえる働きやすい組織作りを目指し、ひたむきに取り組んでいきます。
基本方針
- 相手の立場に立ち、やさしい態度で接します。
- チーム医療を推進し、安全な看護を提供します。
- 自己研鑚に努め、看護の質の向上を図ります。
2023年度看護部目標
- 安全で質の高い看護の提供
・患者さまの生きてきた過程を尊重し全人的なケアを行う。
・新興感染症への初期対応の強化。
・カンフアレンスの充実。 - 人材育成と自己研錯の推進
・看護管理者育成。
・認定看護師育成。
・看護師・准看護師の育成。 - 地域連携の強化(地域包括ケアシステムの推進)
・情報共有の強化を図る。
・病棟再編後の課題解決のためのベットコントロール。
・診療報酬改定の知識を早期に把握して、行動できる。 - 一人ひとりの看護職員に配慮した職場環境づくり
・一日の業務に対する時間管理を行い、業務改善をし、時間外労働の削減を図る。
・看護師一人ひとりを認め合い、仕事と生活の調和を大切にする。
・ワークライフバランスに配慮した心理的安全性のある職場づくり。
看護体制について
- 3病棟(161床)
急性期(一般病棟)1病棟、地域包括ケア病棟2病棟
・3階病棟、地域包括ケア病棟52床、師長1名、主任2名、看護体制、13対1
・4階病棟、急性期(一般病棟)71床、師長1名、主任2名、看護体制、10対1
・5階病棟、地域包括ケア病棟38床、師長1名、主任1名、看護体制、13対1 - 勤務体制
病棟(三交代)
・日勤(8時30分から17時15分)
・準夜勤(16時30分から1時00分)
・深夜勤務(0時30分から翌9時00分)
・外来(日当直有)外来、手術室、内視鏡室
チーム医療
医師・看護師・看護補助者・薬剤師・理学療法士・栄養士・医療ソーシャルワーカーにより、連携してチーム医療を実践しております。入院後は、病棟看護師一人一人が退院支援の 重要性を理解し、主体的に退院支援を実施しています。看護部退院支援チームでは、毎月集まり患者の思いやニーズを捉え、生活者の視点でアセスメントできるよう退院支援の強化に努めています。
看護活動
看護部では、看護の質向上のために、下記のような活動を行っています。医療安全管理者をおよび職員の安全活動と健康を守るために、積極的に感染防止対策に取組み、寄託職員も含めた教育・研修を行っています。
実習病院としての体制
地域の実習病院としての役割を果たしております。仙台市医師会看護専門学校、塩釜市医師会附属准看護学院の学生を受け入れております。
看護部の教育について
看護部では、看護の質向上のため下記のように研修を企画運営しております。
レベル1 | |
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キャリア開発ラダーを導入し、プリセプターと一緒に1年間をとおして自身の知識・技術を磨いていきます。 1年目の新人には、心理的なサポートも行い、スタッフ全員で関わり育成します。 | |
レベル2 | |
臨床2年から3年目。看護計画立案・実践を通じ、予測能力・時間管理ができることを目指します。 | |
レベル3 | |
臨床4年目以上。病棟全体の状況を把握して、適切な判断や行動をとることができるようになることを目標にしています。 | |
レベル4 | |
臨床10年目以上。ルールやガイドラインに頼らず、豊かな経験から状況を直観的に把握します。 主任・看護師長以上対象には、看護管理マネージメントラダーに沿って研修しております。 また、年間個人目標管理を実施し、中間評価、最終評価を行っております。 個人面談では各人の目標達成に向けて助言・指導ができるように努力しております。 |
現任教育
院内看護研究発表会
- 教育委員が中心となって発表会を運営しています。発表する看護師は達成感を味わい今後の実践に生かしていく意欲を表現しています。また、講評者席を設けており批判的に論文を読み込み、読み込んだ内容をどの様に伝えたら良いかも検討しながら取り組んでいます。
- 全国自治体病院学会に参加し、日々の実践の成果を社会化することに努めております。
看護補助者教育
年間2~3回にわたり、講義・演習を実施、知識・技術の面でも質の向上に努めております。 スタッフも積極的に講義と演習(ロールプレイ)に参加しています。 ロールプレイでは患者役を通して 患者の立場に立つことを理解して、実践に役立てています。 また、グループディスカッションを通して、多様な価値観に触れて、視野を広げるようにしています。 また、評価制度を導入し、個人面談をするとともに、自己の強み・弱みを知り課題意識を持って日々取り組んでおります。
eラーニングシステム「学研ナーシングサポート」を導入しています
学研ナーシングサポートは、「医療安全、地域包括ケア、キャリア開発」をテーマに、看護実践能力を向上させ、現場に臨む看護師・准看護師・看護補助者をバックアップするためのオンラインツールです。部署にあるパソコンはもちろんのこと、自宅からでもアクセスして使用することができます。看護技術の自己学習に役立ちます。