塩竈市立病院

地域包括ケア病床の拡大について(福原賢治病院事業管理者兼院長)

事業管理者ごあいさつ

平素より塩竈市立病院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当院は2市3町唯一の公立病院として、急性期から慢性期まで切れ目のない医療を提供してきました。今回、住民サービスのさらなる向上を目指して、当院の果たすべき役割を整理いたしました。救急医療や消化器系を中心とした急性期医療は、これまで以上に充実させつつ、宮城県の推し進める地域医療構想を踏まえて、 10月から療養病棟を地域包括ケア病棟に転換し、急性期一般病床71床、地域包括ケア病床90床で運用します。
今回増床する地域包括ケア病床には、3つの重要な役割がありますが、仙台医療圏に必要とされる3500床に対して、現在わずか1100床しか用意がありません。
【役割その1】当院も含めて大学病院や地域医療支援病院(仙台医療センター、仙台オープン病院等)などで、急性期医療を終えたものの自宅退院が困難な患者様に、60日という余裕のある入院期間で退院支援をします。
【役割その2】在宅療養を行なっている患者様を受け入れます。在宅療養中の患者様は高齢の方が多く、体調を崩すことが頻回にみられ、たとえ軽症であっても入院期間が長期化する傾向にあるため、急性期病院での受け入れが困難でした。
【役割その3】当院の在宅患者様に限らず、地域の訪問看護ステーションや施設からも、迅速な受け入れを行います。
現在、極めて不足している地域包括ケア病床を増床することにより、急性期から慢性期への切れ目ない医療を行うことが、当院の地域における最大の使命になると考えています。いっぽう、これまでご利用いただきました療養病棟は廃止されますが、長期の入院にも対応できる体制は維持されていますのでご安心ください。最近の療養病棟の入院患者様の平均在院日数は80日であり、 今後は一般急性期病棟での概ね21日+地域包括ケア病棟での60日で対応します。また、ショートステイはレスパイト入院として、急性期一般病棟または地域包括ケア病棟で、これまでと同様に受け入れを継続いたします。
これからも、地域医療の中心的役割を果たしていきますので、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。


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